2024.1.27
序
2024年も明けまして、世間はすっかり冬になりました。
元日には大きな地震もありましたし、何やら若くして亡くなってしまう方のニュースなども耳にして
「限りある人生、有意義に過ごしていかなくてはいけないな…」と、
改めて、ぼんやりと考えながら過ごす正月休み。
でも考えてみると私にできることなど大してありません。
平日はせっせと働き、週末には引っ越したばかりの関西を
奥さんと一緒に「無理のない範囲で」探索して過ごすくらい。
豪遊できるほどの財力はもちろんないけれど、かといって
我慢ばかりでは生きる楽しみもなくなってしまう。
できれば小さな贅沢も織り交ぜながら、程よく生きていきたいものです。
そんなわけで、我が家の家計にダメージを与えない程度の
「ささやかな贅沢」ってなんだろう?と考えていた冬のある日、
ふと思いついたのが――『ちょっと良いお茶を飲んでみる』ということでした。
今回の挑戦するのは「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」という中国茶。
ただ、これが意外とどこにでも売ってるような代物ではなく……
関西で買えるところを調べて辿り着いたのが、今回訪れた「中川誠盛堂茶舗」様でした。
『武夷岩茶』ってなんなのさ?
お題を『ちょっと良いお茶を飲んでみる』としたものの、では何に挑戦するか?
ということになるのですが…、正直紅茶でも良いし、緑茶でも良いし…、
最終的にはコーヒーでも良いのですが(そうなるとお題が変わってきてしまいますが…汗)。
せっかくなら今まで体験したことがないものにしよう!
ということでネットを巡回していたところ、見つけたのが「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」というもの。
「武夷岩茶」とはウィキペディアによりますと
武夷岩茶(ぶいがんちゃ)は、中華人民共和国福建省北部の武夷山市で生産される青茶(烏龍茶)・他の種類。
引用:「武夷岩茶」(2023年11月29日 (水) 12:22 UTC)『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
茶樹が山肌の風化した岩に生育しているためにこの名がある。
中国十大銘茶のひとつ。
…と、調べていくうちにだんだんと「これはきっと香りがいいに違いない」「ちょっと優雅な気分になれそう」と期待が膨らみ、この「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」に挑戦しようという流れになりました。
『武夷岩茶』ってどこで買えんの?
挑戦するものは決まったのですが、次は
「そもそも『武夷岩茶』ってどこで買えんの?」
という問題にぶち当たります。
優雅に暮らすというのもなかなか大変です。
近所のスーパーにあるはずもなく、コンビニの棚に並んでいるわけでもありません。
ネット通販で買えないこともないのですが、どうせなら雰囲気も込みで体験したいし、
せっかく関西に引っ越してきたんだから、地元のお店を訪れてみたい。
そんな気持ちで検索を重ねていった結果、見つけたのが
滋賀県・大津にある「中川誠盛堂茶舗」さん。
こちらのお店のホームページを拝見すると、創業はなんと安政5年(1858年)。
歴史に疎い私としてはスゴすぎて、逆にどのくらいスゴいのかが分からないくらいです。
ですがホームページで紹介されているお店の趣ある雰囲気にグッときてしまいました。
その他にもホームページの方にはこちらのお店の歴史や取り扱われているお茶の解説などがあり、
私などが下手に要約してしまうと誤解を生んでしまいそうなので内容は割愛しますが、
やはり関西には長い歴史があるお店があるんだなと思いました。
「滋賀・中川誠盛堂茶舗」を実際に訪れてみました
お店の場所は滋賀県庁から琵琶湖に向かって通りを1本渡ったところの
比較的細めの路地を入っていったところにありました。
駐車場はお店の横に私が見たところ2台分ありました。
1台分は埋まっていたので空いている1台分の駐車場に停めて店内へ。

店構えはホームページで確認していたのですが、やはり実際に訪れてみると
歴史のありそうな感じの雰囲気。
北関東から来たばかりの私としては
「一言さん、お断り!」(詳しい仕組みはよく分かっていないのですが…。)
とか言われて追い出されたりしてしまうのかもと恐る恐る扉を開けると、
お店の方が優しく迎えてくれました(当たり前ですね・・・。)
店内には今回の目的の「岩茶」の他にも多くの種類のお茶が陳列されておりました。
お店の方に「岩茶を探しにきました」と伝えると試飲用のお茶を淹れてくれました。
これがまた美味しい。
飲むために茶杯を口元に持ってきたときの最初の香りがとても良くて、
その香りだけで気持ちがほぐれる感じ。
飲んだ感じは美味しいのですけどもそんなに癖もなく飲みやすくて、
なんだかとても優雅な午後を過ごしているような贅沢な感じがしました。
お店の方のお話を聞くと「岩茶」には体を温める効果があるとのことで、
今の時期は特におすすめとのこと。
今回購入したもの
今回購入させていただいたものはこちら。
「大紅袍」と「黄観音」というお茶にしました。

「大紅袍」についてはウィキペディアにありましたので、引用しておきます。
大紅袍(だいこうほう)は、中華人民共和国福建省北部の武夷山市で生産される茶の一種。
武夷岩茶の一種であり、青茶に分類される。武夷岩茶のなかでも最も有名な銘柄であり、青茶を代表する茶である。
引用:「大紅袍」(2025年1月5日 (日) 02:55 UTC)『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
本来の専用の茶器を用意して入れると、お店で試飲させて頂いたような
最高に美味しい香りと味わいになるのでしょうが、
まずは手始めなので家にあった急須で飲むことにしました。
それでも普通に美味しい。
寒い日にちょっとだけ優雅な気分で過ごせそうです。
なんだかそのうち専用の茶器を購入してしまいそうな気がして、
ちょっと恐ろしい感じです。
「中川誠盛堂茶舗」様の基本情報
店名 | 中川誠盛堂茶舗 |
住所 | 滋賀県大津市中央3-1-35 |
参考にさせていただいたサイト
近江、朝宮茶の老舗 中川誠盛堂茶舗 |
※こちらの記事内の情報は2024年1月時点のものになります。詳細については各施設・店舗へ最新の情報をご確認ください。
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